破損・紛失が発生している方へ
今、自社で判断すべきことが分からなくなっている場合
到着した貨物が破損していた。
数量が合わない。
一部が紛失している可能性がある。
この状況で、多くの事業者は
「誰の責任なのか」「補償されるのか」を
すぐに知りたくなります。
しかし実際には、
何を判断すべきかが整理できないまま時間だけが過ぎる
ケースが少なくありません。
このページは、
破損や紛失の原因や対処法を解説するためのものではありません。
また、保険やクレーム手続きを案内するページでもありません。
今の状況が、すでに自社判断の範囲を超えているかどうかを
整理するためのページです。
破損・紛失が起きたとき、よくある誤った対応
破損や紛失が判明した直後、
次のような行動が取られがちです。
- 写真だけを急いで撮って相手に送る
- フォワーダーや取引先に責任の所在を確認し続ける
- 保険で補償されるかだけを先に調べる
- 書類を見返しながら原因を推測する
これらは無駄ではありません。
しかし多くの場合、判断の順序が逆になっています。
破損・紛失の対応では、
責任や補償を考える前に
「今、何が確定していて、何が不明なのか」を
整理しなければなりません。
自力判断が難しくなる典型的なポイント
次のような状態が一つでも当てはまる場合、
状況はすでに複雑です。
- どの工程で破損・紛失したか特定できていない
- 誰の責任範囲になるのか整理できていない
- 記録や写真が十分か判断できない
- 保険やクレームの対象になるか分からない
この段階で
「相手の回答を待つ」だけの状態になると、
判断材料は増えません。
表面的な情報だけで動くと、
本来取れたはずの選択肢を
自ら狭めてしまうことがあります。
このページでは、問題を解決できません
あらかじめお伝えします。
- 破損・紛失の原因特定はできません
- 責任の所在を断定しません
- 補償や保険の可否も判断しません
理由は明確です。
破損・紛失は、
契約条件・輸送区間・取扱状況・記録の有無が
絡み合って判断されます。
断片的な情報だけで
「正しそうな対応」を選ぶと、
結果的に不利になることがあります。
必要なのは「結論」ではなく「状況整理」
破損・紛失が起きたとき、
最初に必要なのは結論ではありません。
- 何が事実として確認できているのか
- どこから先が推測なのか
- 荷主として選べる判断肢は何か
これらを一度、整理する必要があります。
整理ができないまま対応を進めると、
後から修正が利かなくなることがあります。
状況整理のための短時間ヒアリングについて
現在、
破損・紛失が発生している案件について
状況を整理するための短時間ヒアリングを行っています。
- 依頼や見積を前提にする必要はありません
- 今すぐ結論を出す必要もありません
- 話した結果、何もしない判断でも構いません
目的は一つだけです。
この案件が、
自社判断で進められる状態かどうかを切り分けること
こんな場合は対象外です
以下に当てはまる場合、このページは向いていません。
- 外装や数量に明確な問題がない
- 単なる品質や仕様への不満
- 事前の確認や一般論を知りたい
その場合は、情報ページをご利用ください。
状況を整理する
現在の状況を整理したい場合は、
以下から内容を送ってください。
- トラブルの種類(破損・紛失)
- 国・輸送手段
- 今、一番判断に困っている点
内容を確認し、
整理が必要な場合のみご連絡します。
まとめ
- 破損・紛失時は、判断の順序が重要
- 表面的な対応だけでは選択肢は増えない
- まず必要なのは、状況を整理できるかどうかの切り分け
