フォワーダーとの料金トラブル
料金トラブルの事例
ある業者は、国際輸送のフォワーダーと契約を結び、貨物を目的地まで運送することになりました。しかし、輸送が完了した後、フォワーダーから請求書が送られてきた際に、契約した金額よりも高額な料金が請求されました。この差額に関してトラブルが生じ、支払いに関する対立が発生する。
国際輸送の場合ですと、特に輸入国側で発行されるアライバルノーティスに不明な項目を請求されることが多いです。いわゆる海上輸送の暗部とも言われる所です。
料金トラブルの原因
- フォワーダーとしっかりと契約書を交わしていない。
- 基本的に海上輸送は、料金的な暗部が多い。
- 不明確な契約を結んだことによる。
- 見積もりに含む費用の見解の差
- 為替レートの変動によるコスト増を考慮していない。
料金トラブルの再発防止策
非常に基本的なお話をします。海上輸送は、非常に昔からある業界です。大きくて強力です。業者によっては、あまり良い噂を聞かない所もあります。その所以は、昔の海運は、そっち系の方々が仕切っていたからです。したがって、料金部分に納得ができない場合は、航空輸送の方が良いです。
以下の対策案は、海上輸送には大きな暗部があることを前提にして、少しでも料金トラブルに遭わないための消極的な対策案だとお考え下さい。
- 優良なフォワーダーを選ぶ。
- フォワーダーとの契約書を結ぶこと
- 一度、少量の貨物でテスト的に使ってみて、取引量を徐々に増やしていくと良い。
- 同じ航路でも複数のフォワーダーを利用する。
- 全体的に海外フォワーダー(特に中国系)は、隠れコストを含む場合が多い。
- 例:システムチャージ=本来、一切支払う必要がないお金
特に中国路線のフォワーダー又は、中国系資本のフォワーダーは気を付けた方がいいです。非常に闇の部分が大きく、過大請求又は意味不明な料金を請求してくるトラブルが多いです。
中国系フォワーダーの特徴
- 中国路線を中心路線にしている。
- 中国人スタッフが常駐している。
- 社名やロゴが中国系を感じる。(中国由来の名称が入っているなど)
- 社名に「星」などの文字が入っていることが多い。
- アライバルノーティスにシステムチャージを請求する。
フォワーダーの選び方を間違えると、同じ物量、同じ路線を輸送するのに大きな価格差が発生する可能性があります。但し、中国系フォワーダーでも良い所はあります。
トラブルから探す