コンテナ輸送で温度管理トラブルが発生 原因と対策を解説!

温度管理トラブル

温度管理トラブルの事例

「温度管理が必要な貨物を輸送した。又は、当初は不要だと判断していた。ところが輸入先に届いたときに、全ての貨物が使えなくなっていた」

  • 貨物が凍結していた →低温過ぎる事で凍結する。
  • 貨物の腐敗していた →高温すぎることで腐敗する
  • 貨物が変質していた →品質の劣化が起きる

トラブルの原因

  • 知識不足1 例えば、食べ物だけではなく、化学系製品は、リーファー輸送が最適
  • 知識不足2 例えば、同じ製品でも航路が違うとリーファーが必要
  • 知識不足3 例えば、同じ航路でも季節が違うとリーファーが必要
  • 不適切な輸送手段の選択(本来はリーファーコンテナが必要)
  • 予想外の気候や気温変化 予想より気温が下がった(上がり)結果、ダメージが発生
  • 不適切な積み方 積み方が不適切のため冷気や空気が循環しなかった
  • 冷蔵・冷凍コンテナの故障
  • 適切な温度管理がされなかった
  • データロガーの不具合

温度管理トラブルの対策

輸送する貨物の性質、品質基準を理解し、適切な輸送手段を選ぶことが何よりも対策です。洋上のコンテナ内部温度は、軽く50℃以上になると言われています。当然、寒い地域を航行するコンテナの内部温度は、外気温に由来しマイナス帯です。一般のコンテナは、外気温の影響を強く受けます。

その上で、航路や輸送品目に応じて適切なコンテナ輸送を心がけます。もし、助言を必要とする場合は、コンテナ輸送の経験がある先輩又は取引するフォワーダーに相談されることをお勧めします。

対策例

  • 断熱性コンテナ&温度対策資材を導入する
  • リーファーコンテナ自体の製造日を確認する。
  • リーファーは冷やすのではなく維持する物。知識が浅い場合は、リーファー経験がある方の指導を受ける・例えば、リーファー独特の積み付け方法等がある。
  • 輸送途上、何らかの理由により「定温状態」でないこともある。例:作業員のミスなど。これを把握するために「データロガー」を確認する。

断熱性コンテナ&温度対策資材を導入する

高い断熱性を保つ専門のコンテナがあります。他、温度対策資材等もあります。コンテナその物の断熱の他、コンテナ内部の貨物に対する資材を検討してみましょう。特に化学系製品は、温度による影響を非常に強く受けます。

  • アルミホイルライナー
  • パレットカバー
  • 断熱ブランケット
  • 冷却ジェルパック

フォワーダーに相談するときのポイント

フォワーダーに相談する場合は、商品の品質を保つための基準を明らかにした方が良いです。フォワーダーは、国際輸送が専業です。あなたの会社の商品などは、全く知らないです。

フォワーダーとしては、どういう条件であれば、品質上問題が無いのか?を知りたがります。したがって、フォワーダーに相談する場合は、自社商品の品質を維持できる基準を把握しておきましょう!

リーファーに関する相談

温度管理ができるリーファーコンテナでの輸送をする場合は、必ず経験者に相談をした方が良いです。といいますのは、リーファーには、非常に専門的な知識が必要です。フォワーダーでも細かい部分までを理解していない方も多いです。

まずは、リーファーに関する徹底解説記事を参考にしてください。積み方、重心点、冷やし方など、非常に細かい部分まで解説しています。なお、記事をお読みになった上で質問がある場合は、別途、有料でのリーファー相談サービス(例:出張で指導)も提供します。

よろしければ、ご検討ください。

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