コンテナ未満輸送(LCL)の紛失トラブル
ご相談・トラブル内容
LCL貨物が紛失しそうでした。何が原因でしょうか?
貨物が紛失する原因
いくつかの原因が考えられます。
- 港湾作業者による作業ミス(デバン時)
- 書類と貨物の突合ができない。
- 荷下ろし後に貨物を紛失するなど
- 適切なシッピングマークを付けていないなど。
紛失への対策
- ケースマーク(シッピングマーク)をしっかり記す。
- 貨物の作業状況を追尾しておく
海上輸送では、荷物と書類が一致していることが重要です。この一致を確認するために、貨物の外装部分と各種貿易書類にケースマークを付与しましょう!
ケースマークとは?
ケースマークは、別称、シッピングマークや荷印とも言われています。段ボール等の外装部分に荷主を特定できる固有の番号、その他の情報をマークしておくことで、書類と貨物の一致を確認する物です。特に混載輸送(LCL)は、保税倉庫にてバンニングが行われるため、ケースマークが重要です。
貨物が紛失するのは、ケースマークと書類の照合ができないことが原因であることが多いです。ケースマークには、次の項目を記載します。
- マーク
- 仕向港
- ケースナンバー
- 貨物の原産地表示
- 取扱上の注意
- 重量と容積
マークとは、任意のロゴだとお考え下さい。三角と荷主名を組み合わせた物など、皆様自由に作成しています。また、その他の情報についても記載範囲・内容ともに自由です。なお、盗難被害を避ける為、外装部分に商品が何かを記載するのは避けた方が良いです。
重要なことは、書類と貨物を照合できるようにしておくこです。
貿易書類の例
- インボイス
- パッキングリスト
- B/L
- 保険証券
- 原産地証明書
紛失が発生した場合の対応方法
取引するフォワーダー担当者に連絡をしてタリーシートを取り寄せましょう! その後の対応は、フォワーダー担当者とやり取りをしてください。
コンテナ輸送で必要な書類:輸出入の手続きをスムーズに進める!
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