コンテナ輸送トラブル・盗難被害
ご相談・トラブル内容
コンテナに積載していた貨物の一部が無くなっていました。原因と対策を教えてほしい。
コンテナ輸送の盗難の事例
- コンテナ輸送してきた貨物の一部が無くなる。
- LCL輸送(コンテナ未満輸送)してきた貨物の数が合わない。
*特にLCL貨物は、盗難被害に遭いやすいです。
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特に狙われやすい商品例
海上コンテナ輸送は、盗難被害に遭うこともあります。特に汎用性や換金性が高い以下の商品は、その被害にあいやすいです。
- ブランド品
- 自動車部品
- 電子子機器:
- 医薬品
- アルコールやタバコ
- 建築資材
- 金属およびスクラップ
盗難防止の観点から、ケースマークには、一目で貨物内容を判断できないようにした方が良いと思います。商品内容は記載せず、少しふわっとした表現にすることをお勧めします。
盗難の原因
- コンテナターミナルや港湾倉庫の貨物盗難
- 輸送途中での盗難(トラック運転手)
- 輸送業者や関係者の不正行為
盗難被害は、主にコンテナターミナルや港湾倉庫で発生することが多いです。現地の作業員が悪事に手を染める他、管理する側の港湾職員が盗難していることもあります。また、外国の輸出コンテナターミナルに移動させるときのドレー運転手の可能性もあります。
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盗難対策
盗難被害を防止する為の対策は限られています。盗難さないようにケースマークを工夫する、強固なシールにする。適切な海上貨物保険に加入するなどの方法があります。
- 依頼者側でできることは限られている。
- コンテナシール(強化版)をする
- 貨物が届いた時点で書類と内容の確認を徹底する。
- 適切な保険に加入しておく。(海上外航貨物保険)
海上貨物保険(外航貨物海上保険)
外航貨物海上保険には、盗難被害を補償するものもあります。(抜荷)
- 三井住友海上火災保険
- 三井住友海上リスクサービス
- 住友海上火災保険
- 日本興亜海上火災保険
- あいおいニッセイ同和損害保険
盗難対策の強化版・ボルトシール例
- ボルトシール
- ケーブルシール
- 電子シール(PFID)
- ハイセキュリティシール