コンテナデバンニングはどこでする?最適な場所と手順を解説

コンテナ輸送を利用する際、デバンニング(荷下ろし)の場所選びは重要です。適切な場所を選ぶことで、作業効率の向上、コスト削減効果を見込めます。

この記事では、コンテナデバンニングをどこで行うべきか、選択肢と注意点について解説していきます。

コンテナのデバンニング(取り出し作業)はどこでするべき?

コンテナデバンニングとは?

デバンニングとは、コンテナに積まれた貨物を荷下ろしすることです。輸入貨物が到着すると、通関手続きを経て貨物を取り出します。この取り出し作業がデバンニング、通称「デバン」です。

このデバンをどこでするべきか?がこの記事のテーマです。

デバンニングを行う場所の選択肢

通常、デバンは、CFS又は荷主が指定する場所のどちらがで行います。

1.倉庫や物流センター(CFS: Container Freight Station)

本船到着後、最初にCY(コンテナヤード)にコンテナをおろします。その後、ドレーが到着し、コンテナを最寄りのCFS(倉庫)に移動します。港でのデバンは、このCFS(コンテナフレイトステーション)で行うことが多いです。

CFSは、複数の貨物をまとめて仕分けしやすく、一時保管が可能で再配送の手配がしやすいメリットがあります。一方で、港からの輸送コストがかかり、CFSチャージが発生するデメリットがあります。

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2.企業の自社倉庫

輸入者が自社倉庫で直接デバンニングを行う方法です。定期的に大量の貨物を輸入する企業では、自社倉庫での荷下ろしが一般的です。自社のスケジュールで作業することで、追加のコストが発生しない利点があります。ですが、フォークリフトや作業員の手配が必要であり、適切な設備がないと作業効率が落ちます。

自社倉庫でのデバンニングする場合は、以下の点にも注意が必要です。

  • デバン場所の確保:コンテナの荷下ろしスペースが十分に確保されているかを確認が必要です。狭いスペースでは作業効率が落ちます。
  • 周辺環境の交通規制と時間帯規制:倉庫が都市部や住宅地にある場合、大型トラックの通行制限や荷役作業の時間帯規制があることがあります。
  • 荷下ろし設備の有無:フォークリフトやパレットジャッキなどの荷役設備が整っているかを確認しましょう。必要な設備が不足していると、作業が非効率になり、貨物の破損リスクも高まります。
  • 作業員の手配:デバン作業員を確保できるかもポイントです。デバン作業は意外に大変です。人員を確保できない場合は、便利屋さんやタイミーなどのスポットアルバイト等で作業員を確保する手間があります。

デバンニング場所の選び方

デバンニング場所を選ぶ際には、貨物の種類と量、コスト、リードタイム、作業環境などを総合的に検討しましょう!大量の貨物を扱う場合は自社倉庫やCFSが適しており、迅速な配送を求めるならCFS等でのデバンニングが最適解です。

まとめ

コンテナデバンニングは、港湾ターミナル、CFS、自社倉庫、コンテナデポなどで行うことができます。それぞれにメリット・デメリットがあるため、貨物の特性やコスト、作業効率を考慮しながら最適な場所を選びましょう。

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